公園の鳥たち 10
 大きな団地に隣接する公園ですが、建物の周りに樹林が配置され、たくさんの鳥たちが生息しています。
 シジュウカラやメジロが低木の間を飛び回っているのを見ていたら、近くの梢にコゲラが飛んできました。
コゲラはキツツキの仲間ですがスズメを一回り大きくしたくらいのかわいい鳥です。背中のシマシマ模様が目立ちます。幹に取り付いて盛んに餌を探しています。垂直の幹にもしっかりと留まることができるのがこの仲間の特徴のようです。
 キジバトは林の中でよく見かけます。ドバトと言われる家禽の鳩(伝書鳩?)が野生化したものとは少し異なり、もともと野性の種類のようです。
 この公園にはいろいろな顔があり、このようなうな敷石をしたテラスのようなところや芝生広場、雑木林、池を中心にしたバードサンクチュアリ(土日のみ開放)、丸の内から移植した銀杏並木などがあります。
 遠くに見える白い煙突は清掃工場のもので、この先端にオオタカが留まっているのが見られます。
 バードサンクチュアリの池の畔にアオサギがいました。時々飛び上がって辺りを回ってきますが、直ぐにこの池に戻ってきます。
 池の中で餌を探しているようです。ゆっくりと歩きながら水中の様子を見ています。
 
 ここにはカワセミも何羽か住み着いています。お気に入りの枝があり、そこから水の中を窺ったり、時々空中でホバリングをして餌を狙っています。
 近くの池が改修中で、そこにいたカワセミがこの池に来ているようですが通り過ぎるだけでなかなか枝に留まることができません。それぞれの縄張りがあるようです。
 アシの草むらの中にゴイサギの幼鳥がいました。じっとして姿を隠しています。ゴイサギは夜行性で夜になると親鳥も戻ってくるのでしょう。
 オナガガモがたくさんいる池があります。人が来るとそばに寄ってくるほど人を恐れません。その畔の木の上にゴイサギがいました。上からオナガガモたちが餌をねだる様子を眺めているようです。さて、ゴイサギはこの状況をどう思っているのでしょう?

平成24年2月中旬 光が丘公園